東海日本語ネットワーク(TNN)

設立の経緯

90年代に入り、地域に在住する外国の方々との交流活動や日本語学習を支援する活動が盛んになってきました。こうした活動を発展させ、より実りあるものにするには、活動を行っている団体や個人の情報交換と相互協力が不可欠だと考え、ネットワークを作ろうとする機運が高まって参りました。  1993年12月、国立国語研究所が名古屋国際センターにおいて開催したシンポジウム「地域の外国人と日本語」をきっかけとして、ネットワーク設立準備会が生まれました。ネットワークの意義と役割、運営方法、具体的な活動内容などの検討を重ね、「東海日本語ネットワーク規約」を作成し、94年6 月の設立総会で正式に発足しました。

 

形態

1.東海地域(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)に在住する外国人の日本語の学習を支援している個人、団体による情報交換、共同学習を促進するためのネットワーク。。

 

会員間の連絡方法

月例会での口頭連絡、会報・月例会報告・お知らせ等の手渡し・郵送、Eメール送信、その他

 

こんな活動をしています

例会の開催

1.東海地域(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)に在住する外国人の日本語の学習を支援している個人、団体による情報交換、共同学習を促進するためのネットワーク。。

 

研修会の開催

毎月第2土曜日の午後1時半より、原則として名古屋国際センター3F研修室で、日本語ボランティア研修会「開かれた地域社会をめざして」を開催しています。 非会員は参加費500円 自治体、国際交流協会や日本語教室の問合せを受け、日本語ボランティア講座等の開催に協力しています。

 

シンポジウムの開催

毎年12月に名古屋国際センターと共催で「日本語ボランティアシンポジウム」を開催しています。 講演会、パネルディスカッション、ディベート、コントや朗読、学習者の参加、ビデオによる教室活動実況中継、各教室のブース展示、日本語教室の学習者による写真展など様々なことをしてきました。TNNの中心的な活動として、みんなで取り組みます。

 

調査・分析

東海地域(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)に在住する外国人の日本語の学習を支援している個人、地域の日本語教室の活動状況、ボランティア・学習者の意識、自治体・公的機関の多言語対応・日本語教育支援状況等について、アンケート調査を実施してきました。2019年には名古屋市内の日本語教室に通っていない外国人の学習ニーズ調査に取り組みました。

 

ニューズレターの発行

年3回、様々な情報を盛り込んだニューズレターを会員に配付しています。また、お知らせ・例会報告を隔月配付しています。

 

ホームページによる情報提供

ホームページに日本語教室開催情報、研修会、シンポジウムなどの開催情報を載せています。 URL:http://tnnjp.com/

 

報告書の作成

TNNの活動・シンポジウムの報告書を作成して、会員に配付しています。

 

日本語教育リソースルームの運営協力

愛知県国際交流協会に日本語教育リソースルーム設置を提案し、情報交換や周知などで運営に協力してきました(現在は協会ボランティアに引き継がれています)

 

これからも

日本語支援活動を通して、外国人住民や子どもたち、地域社会の抱える様々な問題が見えてきます。そういった問題を解決するために、日本語支援のあり方を考えつつ、学校関係者、医療・労働などの異分野、行政・公的機関との連携や、他地域・諸外国から学ぶことも進めていきたいと思います。また、外国人住民への直接的な情報提供・相談にも対応できるように検討を進めます。

 

例会開催場所